先日のマイツール勉強会には、ECショップの店長でマイツール歴5年の方、マイツールを知ってはいるがまだ使っていない方、使おうと思いつつ1年が経ってしまった方、そしてやる気満々の58歳経営者の方の計4名が集まりました。
共通しているのは、西順一郎先生のMG(マネジメントゲーム)研修を受講していることです。
初心者からベテランまでが一緒になって学ぶこの勉強会は、西式でいうところの「イモ洗い方式」。
ベテランは初心者から気づきを得て、初心者はベテランの工夫に触れて成長していく。互いに刺激し合いながら、自然と学びが深まっていく仕組みです。今回もまさに、その「イモ洗い」の場となりました。
今回は、ECショップの店長、58歳経営者、そしてわたしの3人が、それぞれ30分ずつ、実際にマイツールを操作しながら使い方を紹介しました。
■ EC店長の事例:ジーパン用洗剤が教えてくれたこと
ECショップの店長がマイツールを使い始めたきっかけは、「売上と粗利の推移を知りたかった」から。
「ネクストエンジン」という管理ソフトから日々の売上データをCSV形式でダウンロードし、SGETコマンドでマイツールに取り込み。売上と粗利の推移、さらには損益分岐の予測までを、グラフでわかりやすく披露してくれました。
読み込まれたデータは4年分、約12,000行の単品データ。
マイツールでそのデータを眺めていたとき、ジーパン専用の洗剤が定期的に売れていることに気づきました。そこから、「この商品の在庫だけは切らさないようにしよう」とマイツールを使った在庫管理のアイデアが生まれました。試行錯誤の末、120日サイクルでの補充が最適とわかり、今では在庫が減るとマイツールが自動発注してくれるそうです。
■ 58歳経営者の発表:「見積もりシミュレーション」
前回の勉強会で紹介した「見積もりシミュレーション」が気に入り、今回はそれを披露してくれました。
「粗利がすぐにわかるから、値引きの調整がスムーズになった」とのこと。
エクセルでもできそうに見えるこの作業ですが、
しかし、実は大きな違いがあります。
エクセルでは、セルの中にプログラムが隠れていて、見ているだけではどんな計算がされているのかがわかりません。入力すれば結果は瞬時に出ますが、計算の過程が見えにくいのです。
一方、マイツールでは、計算式が表の下に書いてあります。どんな計算がなされているかが「見える」ため、自分の頭で理解しながら進められる感覚があります。
さらに、マイツールの表は、途中で列や行を追加したくなる柔軟さがあります。エクセルのように完成された表ではないからこそ、ひらめきが生まれやすいのです。
“58歳”はマイツールしかできません。
エクセルよりマイツールのほうが「自分にもできそうだ」と思わせる。マイツールには、そんな“オーラ”があるのだと思います。
“58歳”はマイツールの一択。正しいです。
■ マイツールだからできた、ある見積もりの話
わたしの経験の中で、こんな話もありました。
以前、マイツールで見積もりを作成していた方が、会社の方針で見積もり専用ソフトを使うことになりました。
マイツールを使っていたときは、100行近い見積データの単価を5%または10%変更して、簡単に粗利のシミュレーションができていました。
しかし専用ソフトでは、単価を変更するには一行ずつ手作業で修正しなければならず、とても現実的とは言えません。
「マイツールなら、あっという間にできたのに……」
そう思わずにはいられなかったそうです。
流石、マイツール!
■ 名簿で人生が豊かになる
今回、ちょっと尻込みしていたお二人に、
「マイツールは、やりたいことがあれば使えます」
最初のきっかけは、何でもいいのです。
まずは身近なことを「F」ドン(=表を作る) から始めてみてください。
少し勇気が必要かもしれません。
でも、そこから見える世界は、きっと変わっていきます。
今回、わたしが紹介したテーマは「名簿」。
わたしは、マイツールの名簿に出会って、人生が豊かになったと思っています。
荒川さん、
マイツールを使う人まだ増えています(^^)
それはきっとマイツールには思想があるからですね。
(マヒマヒ)
