第7週 エクセルのデータをマイツールへ


エクセルの表をマイツールに取り込む

ここまで進めてきて、今いちばんやりたいことは「エクセルの表をマイツールにデータとして取り込むこと」ではないでしょうか。
これができれば、入力の手間がだいぶ省けます。
パソコン上にあるデータは、必ず何らかの方法でコピーできる、と私は思っています。

本当は、マイツールでFドンで表を作り、Eドンで手入力してもらうのが理想です。
でも、「それならエクセルのほうがいい」と言われてしまうと、ちょっと悔しいものです。
ここは“しょうがない”という気持ちで、エクセルデータをマイツールに移す方法をお伝えします。

この方法を覚えると、マイツールが“加工専門マシン”になってしまい、本来の「創造的な使い方」から離れてしまうのでは…と少し危惧しています。
でも、とても便利なのでご紹介します。

マイツール以外のデータを取り込むには

テキスト(画像や絵でない「文字」データ)なら、ほぼマイツールのデータにできます。
マイツールはこの点でとても優れています。

エクセルのデータをマイツールに取り込む方法

方法1:MPASTを使う

エクセルの表を選択してコピー

マイツールで MPAST ドンドンドン

エクセルのデータがマイツールの表として貼り付けられます

保存する前に必ずやること

  • 必ずデータを右寄せにすること
  • タイトルをつける
  • データ保存時は、上書きに注意

鉄則

MPASTしたときは、必ずSRする

MPASTでエラーが出るとき

  • マイツールは1カラム最大300桁
    • 300桁を超える列があるとエラー
  • マイツールの表の幅は900桁まで
    • 1行の合計が900桁を超える場合もエラー

対処法:

  1. 300桁を超えるカラムを減らすか削除
  2. 900桁超の場合は、必要な列だけに絞る

行数が多い場合

  • SGET コマンドも活用できます

「?」の文字があるなど、文字コードなどでうまく表示できない場合

  • これは仕様上、ある程度仕方ありません
  • 取り込みたいデータの作り方をエクセル側でも工夫しましょう

注意:コロン「:」について

  • マイツールでは「:」はエンターキーと同じ意味です
  • データの中で使わないようにしましょう

マイツールからエクセルへデータを移すには

  1. マイツールでコピーしたいページを表示
  2. MCOPY ドンドンドン
  3. エクセルに貼り付けるだけでOK

数字データの注意点

  • 例:1.101.1(末尾の0が落ちる)
  • 2025.06102025.061
  • 郵便番号や電話番号も先頭のゼロが消える

郵便番号:
0100043100043 になるので、010-0043と「-」を入れましょう

電話番号:
0335561477335561477 になるので、03-3556-1477のように「-」を2つ入れましょう


まとめ

クラウドで管理されている会計システムや飲食店のレジシステム、ネットショップのシステム、見積システムなど、今はさまざまな業務用アプリが普及しています。現在、これらの多くのシステムでは、データを「CSVファイル(カンマ・セパレーテッド・バリュー)」というテキスト形式で、パソコンにダウンロードできるようになっています。

もし、こうした業務アプリをお使いの場合は、「CSVダウンロード」や「エクスポート」といったメニューを探してみてください。(データを書き換える操作ではないので、安心して試してみて大丈夫です。)

CSVファイルであれば、マイツールのデータとして簡単に取り込むことができます。

逆に、マイツールで作成したデータも、手順やフォーマットのルールを守れば、他のアプリ用データとして変換・活用することが可能です。

便利だからと言って、何でも取り込みに頼りすぎるのではなく、まず自分で1行1データを手で作る経験をしていただきたいです。

いろいろと工夫しながら、便利に使ってみてください。
本当は「手入力でじっくり」と言いたいですが、エクセル⇔マイツールの行き来ができると世界が広がります。

マイツールの“本質”を忘れないでいただきたい。

(マヒマヒ)


PAGE TOP