ホームページのリニューアルには、失敗の話がつきものです。途中で止まってしまった、公開したら思わぬ不具合が出た、想像より時間もお金もかかった。これから始める方には、気がかりの多い仕事だと思います。
じつは、つまずく場所はだいたい決まっています。わたしたちは毎年、業種も規模もさまざまな会社や団体のリニューアルをお手伝いしてきました。会社もあれば、業界団体も、個人で活動されている方もいます。それでも、つまずきが起きるのはいつも同じ場所です。先に知っておけば、避けて通れます。
リニューアルの相談は、見た目の話から始まる
リニューアルのご相談は、たいてい見た目の話から始まります。デザインが古くなった、スマホで見づらい、いまの会社の姿と合っていない。どれも、作り直す立派な理由です。
ところが、手を動かしはじめると、見た目とは別の宿題が次々に見つかります。ある団体のリニューアルでは、通信を暗号化するSSLの対応も一緒におこないました。暗号化されていないホームページは、ブラウザーに「安全ではありません」と表示されてしまい、せっかく新しくした顔が台無しになります。
こうした宿題は、放っておいて消えるものではありません。リニューアルは、見た目を新しくする機会であると同時に、たまっていた宿題をまとめて片づける機会でもあります。
きっかけは、会社の変化だけではない
リニューアルが始まるきっかけは、さまざまです。事業が変わって、ホームページの中身が実態と合わなくなった会社もあれば、スマホで見る人がふえた時期に、わたしたちからスマホ向けのデザインをご提案して始まったリニューアルもあります。
ホームページは、会社が何も変えなくても古びていきます。見る人の道具がパソコンからスマホに変わり、昔の作りのままでは読みにくくなる。安全の基準も、年々あがっていきます。ふだんから様子を見ている相手がいると、直しどきの声が向こうから届きます。
いちばん大事にしたのは、「途中で止まらない刻みかた」
つまずきがあっても止まらないために、わたしたちがいちばん大事にしているのは、道のりを刻むことです。最初に全体を決めきって一気に作るのではなく、着手・中間・検収と区切りを置き、区切りごとに確認しながら進みます。
刻んであると、途中で宿題が見つかっても、その区切りの中で立ち止まって手当てできます。全部できてから見せる進めかただと、最後の最後で「思っていたものとちがう」が起きます。そこからの手戻りが、いちばん高くつきます。
お支払いも、区切りに合わせて分けています。着手時・中間・検収後と分かれていれば、頼む側も、ようすを確かめながら進められます。
始める前の調べものに、時間をかける
正直にいうと、こうした宿題を最初に全部見つけるのは、わたしたちでも難しいことです。サーバーの中を開けてみて、はじめて分かることがあります。
だからこそ、始める前の調べものに時間をかけます。確かめるのは、ドメイン(ホームページの住所)をどこの会社で管理しているか。サーバーの管理画面に入れるか。レンタルサーバーの契約はどこにあるか。地味な確認ですが、ここを飛ばすと、あとで必ず足を取られます。
じつは、こうした契約のありかを、お客さまご自身がご存じないことはめずらしくありません。ふだんの保守をまるごとお任せいただいていれば、それが自然な姿です。分からないままで大丈夫。調べて確かめるところからが、わたしたちの仕事です。
作って終わりにしない
リニューアルは、公開した日がゴールではありません。事業が変われば、ホームページもまた変わるときが来ます。実際、数年前にお手伝いした会社から、事業の変化にあわせて、ふたたびリニューアルのご相談をいただくこともあります。前回の中身を知っているわたしたちがそのまま担当するので、引き継ぎの宿題はもうありません。
リニューアルを機に、デザインだけでなく伝える言葉から見直したい方には、会社の言葉を残すホームページ制作という進めかたもあります。
わたしたちにも、相談できます
ホームページのリニューアルを考えはじめて、何から手を付ければよいか迷っているなら、お問い合わせから気軽にご相談ください。いまのホームページを見せていただくところから、いっしょに考えられます。
