先週のオートプログラムは、少し長めだったかもしれません。そもそも「オートプログラムとは何か」を、たった1週でまとめて説明するのは無理があります。なにせ、オートプログラムだけで1冊の本になるくらいの奥深い内容です。
ここまで読んでくださったあなたは本当に素晴らしいです。ですが、まだ終わりではありません。
プログラムは完成してからが本番
プログラムというものは、一度完成しても終わりではなく、使っていく中で「もっとこうしたほうがいい」という発想や気づきが生まれます。
それは、あなた自身の仕事に対する意識や視点が変化している証拠でもあります。だからこそ、自分の手でプログラムを直せることが大切です。そうすれば、仕事はもっと面白く、もっと快適になります。
修正できることが業務改革
自分でプログラムを修正できるようになれば、仕事のスピードも精度も上がります。これは立派な業務改革です。
マイツールを仕事に活用すれば、あなたの仕事の質は着実に向上し、自然と自分自身も“バージョンアップ”していきます。
今週は修正に挑戦
そこで今週は、前回作ったプログラムを修正します。新しいコマンドは使いません。
前回にもお伝えしたように、プログラムは後で直せるように作るのが鉄則です。
どうも、曜日優先カレンダーのデザインがいまひとつです。A4横で印刷したときに、より美しく見せたいのです。
具体的には、スケジュールの WHERE/WHAT カラム幅と、カレンダー側の WHERE/WHAT カラム幅が合っていません。さらに、1週間が視覚的にわかるように、土日に横罫線を入れたいところです。
そこで、91ページから94ページにある曜日優先カレンダーを修正します。
曜日優先カレンダーを編集する
先週作った曜日優先カレンダー

修正した曜日優先カレンダー
修正箇所
・縦の罫線を入れた
・土日のところに横罫線を入れた
・5,6列、9,10列、13,14列の列の幅を変更

曜日優先カレンダーのレイアウトが変わった(何列めかが変わった)ので、オートプログラムを変更する必要があります。
プログラム変更

オートプログラムは99ページにあります。
99ページをRドンで読み込みます。
※DSドンで画面分割して、裏画面に曜日優先カレンダーのページを見えるようにしておくと列番号が確認できて便利です。
裏画面の切り替えはXドン、裏画面に読み込むのはRBドン。
3行目にプログラムを編集したときの情報を記録しておく。
オートプログラムを修正するのは、18行めから21行目です。
RUNドンYEARドンでプログラムを実行してみる。
YEARドン

スケジュール管理のデータ(7列めと8列)がちゃんと曜日優先カレンダーの列(5,6列、9,10列、13,14列の列)に収まりました。
見事、編集完了。
スケジュール管理の1行一データ

オートプログラム「YEAR」ドン実行後の曜日優先カレンダー

プログラムは美しく
プログラムは自分だけのものではありません。
自分が作ったプログラムを、自分以外の人でも理解し、修正できるように作ることが、「仕事ができる」ということです。
鉄則
オートプログラムは美しく
- プログラムは、自分以外の人が修正できるように作る
- 美しく、わかりやすく作る
- 相手の立場に立った“相手中心主義”で作る