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サーバーのサービス終了を、止めない引っ越しに

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カテゴリ:開発と制作の事例


 ある日、お使いのレンタルサーバーから「サービス終了のお知らせ」が届きます。期限までにホームページとメールの移行を済ませてください、と書いてあります。長く使ってきたのに急に言われても、どこへ、どうやって。戸惑った方も、多いのではないでしょうか。

 段取りさえ決まれば、ホームページもメールも止めずに引っ越せます。わたしたちはこの2年あまりで、製造業からクリニック、業界団体まで、いくつもの会社・団体のサーバー移転をお手伝いしました。会社がちがっても、困りごとは同じかたちをしていました。

終了のお知らせは、まとめてやってくる

 サービスの終了は、提供する会社の経営判断です。だれの落ち度でもありません。ただ、使っている側にとっては、自分では選べない事情が、期限つきでやってくることになります。

 実際、長く親しまれてきたあるサービスの終了が決まったときは、同じお知らせを受け取った会社から、あいついで相談をいただきました。数か月のあいだに、いくつもの引っ越しが重なった時期もあります。それだけ多くの会社が、同じ一枚のお知らせの前で立ち止まっていたのだと思います。

 期限を過ぎると、ホームページは表示されなくなり、メールも届かなくなります。逆にいえば、期限までに順番どおり動けば、何も失わずに済みます。

いちばん大事にしたのは、「気づかれない引っ越し」にすること

 どの会社でも、めざしたのは同じです。ホームページを見に来る人にも、メールをくれる取引先にも、引っ越しがあったと気づかれないこと。住所にあたるドメイン(URLやメールアドレスの「○○.co.jp」の部分)はそのままに、その裏側にあるサーバーだけを入れかえます。

 だから最初に確かめるのは、ドメインを自分の会社のものとして持ち出せるかどうかです。ここさえ押さえれば、外から見える景色は何も変わりません。名刺も封筒も検索結果も、そのまま生きます。

移行先は、会社ごとにちがっていい

 会社・団体ごとに、行き先はそれぞれちがいました。大手のレンタルサーバーへ移した会社もあれば、わたしたちのサーバーでお預かりした会社もあります。いまのホームページのしくみがそのまま動くか、メールをどう使っているか、これからだれが更新するか。その組み合わせで、ちょうどいい行き先が決まります。

 どの会社でも、サーバー移転を進める手順は同じでした。

  1. いまのサーバーに何があるかを棚おろしする。ホームページのデータ、メールアドレス、ドメインの契約先まで
  2. 会社に合った移行先を決めて、データを移す
  3. 新しいサーバーで、表示と動きをひととおり確かめる
  4. ドメインの向き先を切り替えて、メールが届くことを見とどける

早めの相談が、選べる道を増やす

 いちばん気をつかうのはメールです。ホームページは、移したあとに落ちついて手直しできますが、メールは切り替えの瞬間に届かないと、仕事にすぐ響きます。だから切り替えの日どりを決め、届くことを確かめるところに、いちばん時間をかけました。

 なかには、こんなご相談もありました。ホームページは見えているのに、ドメイン(ホームページやメールの住所)の管理画面に入れない。管理を任せていた会社がなくなっていたのです。入れないままドメインの契約が切れると、ホームページもメールも、住所ごと使えなくなってしまいます。

 今回の場合では、お客さまはサーバーの管理画面には入れました。そこで新しいドメインを用意し、いまのドメインに届くメールは新しい住所へ転送する形にしました。こうしておけば、もし契約が切れても、そのまま新しい住所で仕事をつづけられます。管理していた会社と連絡が取れなくなったときの立て直しは、止まったホームページを引き取って直した話にまとめています。

 それでも仕事は守れましたが、データも設定も取り出せるうちに動きはじめれば、かけられる時間も、選べる道もまるでちがいます。お知らせが届いたその日が、いちばん余裕のある日です。

移して終わりにしない

 一度お引っ越しをお手伝いした会社からは、時間をおいて、メールの載せ替えやドメインの移行といった次の相談をまたいただいています。サーバーの中身をふだんから知っている相手がいると、次の引っ越しはずっと軽くなります。

 ふだんから様子を見てもらえる相手を持つ話は、ホームページのかかりつけという考え方にまとめています。更新やサーバーの世話をまとめて任せたいときは、ホームページおまかせ運用で引き受けています。

わたしたちにも、相談できます

 お使いのサーバーから終了のお知らせが届いて、どこから手をつけるか迷っているなら、お問い合わせください。届いたお知らせと、いまのホームページを見せていただくところから、いっしょに考えられます。