ホームページの制作会社と連絡が取れない。更新を頼みたいのに返事がなく、気づけばサイトが表示されなくなり、会社のメールまで届かなくなっていた。そんな状態のまま、どこに相談すればよいか分からずにいる方は、じつは少なくありません。
その状態からでも、立て直せます。ある出版社では、止まっていたホームページとメールを、新しく開設し直すかたちで復旧しました。作った会社と連絡が取れなくても、いま何が動いていて何が止まっているかを調べ直せば、直す道は見つかります。
じつは、よくある相談
ホームページが止まる事情はさまざまです。制作会社が廃業や倒産でなくなった。担当してくれていた人が仕事を離れた。社内で分かる人が退職して、引き継ぎがないまま時間が経った。頼んでいた会社となにかの事情で連絡が取れなくなることは、どの会社にも起こりうる話です。先の出版社も、作った会社がなくなり、連絡が取れなくなっていたと聞いています。
こうした相談は、切り出しにくいものです。管理がずさんだったと思われないか、どこから対処すればよいのか。ためらううちに、時間だけが過ぎていきます。けれど、引き継ぎのないまま時間が経つのは、どの会社にも起こりうることです。いまの状態を確かめるところから始めれば大丈夫です。
いちばん大事にしたのは、仕事を先に動かすこと
いちばん大事にしたのは、元どおりに戻すことより先に、仕事が回る状態を取り戻すことです。ホームページが見られないのも困りますが、その日から仕事が止まるのはメールのほうです。注文も問い合わせも、取引先とのやりとりも、会社のメールが届かない間は滞ってしまいます。
だから最初にうかがうのは、「いま、いちばん困っているのはどれですか」です。メールをすぐ使いたいと伺えば、メールの復旧を最優先に進めます。デザインの細かな再現や、たまっていた更新の反映は、そのあとで落ち着いて進められます。先の出版社でも、ホームページとメールをあわせて開設し直し、止まっていた窓口を先に開けました。
止まり方に合わせて、直し方を選ぶ
ひとくちに「止まった」と言っても、姿はさまざまです。サイトがまるごと表示されなくなることもあれば、通信を守る鍵の設定が切れて、開くたびに警告が出るようになることもあります。サーバーの土台になるソフトが古くなり、ある日を境に動かなくなることもあります。
わたしたちはこれまで、表示されなくなったホームページの復旧、通信を暗号化するSSLの設定、サーバーの土台にあたるPHPというソフトの入れ替えなど、止まり方の違う案件をいくつも引き受けてきました。会社だけでなく、団体や、個人で活動されている方からの依頼もありました。どの場合も最初にすることは同じで、いま何が動いていて、どこで止まっているかを調べることです。
最初の仕事は、手がかり集め
むずかしいのは、直す作業そのものより、その手前です。サーバーはどこの会社と契約しているのか。ホームページの住所にあたるドメインは、だれの名義なのか。IDとパスワードはどこにあるのか。資料がほとんど残っていないところから始まる案件が、少なくありません。
サーバーやドメインの契約先を、お客さまご自身がご存じないことも、めずらしくありません。前の会社にまるごとお任せしていたなら、それが自然な姿です。
それでも、手がかりはたどれます。ドメインの登録情報、請求書の控え、昔のメールのやりとり。ひとつずつ確かめると、契約の全体像が少しずつ見えてきます。すべてがそろわなくても大丈夫です。どうしても元のサーバーに入れないときは、先の出版社のように新しく開設し直して、仕事を再開する道があります。
直して終わりにしない
直したあとに、していることがあります。サーバーやドメインの契約がどこにあるかを整理して、お客さま自身の手元に残るかたちでお渡しすることです。分かる人がひとりだけ、という状態をなくしておけば、同じことは起こりにくくなります。この考え方は、ひとりに頼らない仕事の仕組みづくりの記事にも書きました。
そのうえで、望まれれば、直したホームページをわたしたちがそのまま見守ります。かかりつけのお医者さんのように寄りそう考え方は、ホームページのかかりつけになる保守の記事に書いています。日々の更新や相談ごとまでまるごと任せたいときは、うちの会社のシステム部のように働くおまかせ運用が向いています。
わたしたちにも、相談できます
制作会社と連絡が取れないまま、ホームページやメールが止まって困っているなら、お問い合わせください。状況がうまく説明できなくても大丈夫です。いま見えているものを見せていただくところから、いっしょに立て直します。
